昨日、ある転職候補者と会話をしていて印象的な単語が出た。
『一貫性』があるのかどうか。
その方が人を見たり、人とつきあっていく上で大切にしている事だそうだ。
自分自身でも納得できる話だった。
例えば、ある会社の社長が新卒採用の会社説明会のような場所では「自分の会社の存在意義について、社会貢献の為にある」というような事を声高に叫んだりするのに、夜一緒に飲みに行ってみると実は「会社なんて自分の為に、お金もうけのため、従業員は俺の言うことだけ聞いていればいいんだ。」と言うような事を言って、全く一貫性がないと言うような話だ。
結構ありがちな話だとは思う。
別に社長に限らず、誰だって本音とタテマエを使い分けるのではないだろうか。
しかし・・
完璧に一貫性を保っている方は少ないかもしれないが、どのくらい一貫性を保っているのか?ということついては私も考えるところがある。
要はこっちで言っている事とあっちで言っている事がまるでバラバラだと、その人の言う事を聞こうと言う気持ちが失せてしまうのだ。
信用、信頼にも影響する大切な事だと思う。
普通、それはそうだ!とほとんどの人が言うとは思う。
しかし、多くの人が気付かずにやってしまっているのだ。
例えば、一般の生活、ビジネスの中だけでなく、「転職活動」の中でも「一貫性」があるかどうかは出てくると思われる。
面接官が、面接の中で質問をするわけだが、その答えの中で、変に取り繕うとしたり、ウソをついたり、あまり考えないまましゃべったりすると、「一貫性」のない会話になるわけだ。
結果、選考に落ちてしまうことも少なくない。
今回の転職の志望動機はマネージャーとしてキャリアアップをするためだと言っておきながら、自分は一担当としてやっていく事が向いていると言ってしまったり、
今の会社の環境は大変満足している、と言いながら、面接官の誘導質問に乗りながら、次々と上司の悪口を言ってしまったり、
給料は下がっても構わないと言いながら、現状生活が色々とある為にある程度給料が上がることを希望すると言ってみたり・・。
『一貫性』
結構気付かない内に、バラバラの事を言っている場合があるので注意をしなければならない。
面接対策の重要ポイントと言えるだろう。
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