今年は人材紹介ビジネスをやる者にとって、非常によくない環境の年だ。
要因は、いろいろあるが、海外の原油高や、米国のサブプライム、IPOマーケットの冷え込み、上場企業の採用意欲減退等がからみあい、企業が積極的に人材を採用しようという
「気持ち(心理)」が冷えてしまっているように思う。
どの企業でも人材補強は必要なので、新卒採用や中途採用は継続してやっているようだが、1~2年前の「未経験でも可」とか「そこそこの方でも入社してから教育していこう」などのレベル感の採用が冷え込んでしまっているので、いわゆる第二新卒レベルの採用がかなり少なくなったようなのだ。
「即戦力」で活躍してくれる人はいつの時代でも企業は欲しがるのだが、今の数か月は、その採用にフォーカスしているような感じがある。
そうなると、人材紹介ビジネスを安定して実績を上げていくためには、いかにパイプの太い企業に対して、即戦力のそれなりのレベルの高い人材を決められるか?という事がポイントになってくる。これは実力勝負である。人材紹介のコンサルタントとして、いかに企業のキーマンとつきあうのか、企業の現状の事業展開の理解をし、現状の組織から、本当の意味でどのような人材が必要になるのかをきちんと
ヒヤリングできる能力、そして転職候補者に対して、安易な情報提供ではなく、その人との信頼関係をしっかり構築し、本来のキャリアカウンセリングをした上で、転職のコーディネートをしっかり行っていける
カウンセリングの能力等の「総合的人材紹介能力」が試されるわけである。
そうなると、実力勝負になるので、経験の浅いコンサルタントや実力不足のコンサルタントは軒並み実績が上がらない。経験の浅いコンサルタントをそろえている人材紹介会社は軒並み、経営不振に陥り、倒産や撤退になるようだ。
今年は人材紹介業界のプレイヤーにとって、「淘汰の時代」になるだろう。
不況型人材紹介のやり方・・・。
どのようにやるべきか、悩んでいる方も多いと思うが、時期を見ながら、そのヒントをこの日記でも書いていきたい。
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末長くお幸せに☆