最近、企業心理が冷え込んでいて、人材を採用する側が非常に慎重になっていると言う話をさせて頂いた。
不況時に人材紹介をうまくやっていくにはどうしたらいいのか?
一つはとても基本的な事ではあるが、
①躊躇せず人にアプローチをして、直接対面をし、相互理解をし関係構築をする事。
②そしてその関係をより強くしていく働きをする事、だと思う。
そんな当たり前の事を言うな、と言われそうだ。しかし、その基本的な事を出来ていない人がどれだけ多い事か!
この仕事は人に会うのが一番の仕事だ。
転職候補者に会うのも仕事、
得意先企業の社長や採用責任者に会うのも仕事、
そして仕事につながるような情報や人脈や知識等々に関係のある人に会うのも仕事なのだ。
それらの事をどれだけのコンサルタントがどれだけの量を能動的にやれているのか、を考えるとはなはだ疑問だ。。。
次の質問を自分なりに振り返ってみよう。
■転職候補者や企業の採用責任者とのコミュニケーションがメールだけになっていないか?
■面接設定する事が仕事だと思ってしまい、転職候補者や企業の採用責任者の本音を捉えきれていないのではないか?
■目の前の求人がないからと言って既存の得意先企業に対するフォローを怠っていないか?
■本来直接会って話すべきデリケートな内容をメールだけで済ませていないか?
■外部的なつながりの中で転職候補者の紹介や得意先企業の紹介はあるものだが、それに対しての行動は出来ているか?
等々・・・気になる事を上げていけばいくらもあがる。
つまるところ、能動的に人に会っていますか?と言う事だ。
人は大体楽なほうがいいから、「人に会う」と言う事をそれほど積極的に行なわない。
確かに考えようによっては疲れる事かもしれない。
ただ人材紹介事業で成功しよう、人材紹介事業を楽しんでやっていこう、と思う人であれば『能動的に人に会う事』が何よりも成功への近道なのだ。
繰り返し言う。
不況の中では企業も転職登録者も慎重なのだ。彼らは「安心」を求めている。
人は直接会う事によって、そして繰り返し会う事によって、そして本音で話しあう事によって、相手を信頼し、そして「安心」を感じるのである。
ものすごく基本的な事だけれども、この事をしっかり認識すること、そして実行することが何よりも大切だと思う。
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