先日、コメントをいただいたので、久し振りに日記を書いてみたい。
(これからは、できるだけ定期的に書くようにしよう。。。反省。。)
今回のお題は
『ベンチャー企業はバランスのある人間と尖がった人間のどちらを好むか?』というものだ。
あくまでも一般論で言えば、大企業はバランスのとれた人間を好み、ベンチャー企業は尖がった人間を好むというまとめればきれいかもしれない。しかし、そんなに簡単ではないことをお話ししたい。
ベンチャー企業と一言で言っても、
規模や
ステージが様々である。
今年設立されたばかりで数人のアーリーベンチャーもあれば、設立から数年たって、人数も数十人、売上も数億~十億規模の会社もある。また社員が100~200人で、設立10年、新興市場への株式上場を狙っている中堅ベンチャー企業という会社もある。
そして、それぞれの規模やステージの中で、社長を筆頭として役員や幹部社員、中間管理職のメンバーがどうなっているのか?ということでも様々である。
組織状況が様々であるということは、そこで求めている人材のスキルや経験、人物像についても様々であると言うということになる。
よって、ベンチャー企業において、時と場合によって、
バランスのとれた人間も
尖がった人間も必要ということになる。
ベンチャー企業が様々な規模、ステージ、組織であることは既に述べた通りだが、会社の事業を急激に拡大していくために普通の人よりは、尖がった人のほうが向いているのはその通りなのだが、成長していく過程の中では
「バランスのとれた人間」を
中間管理職として迎えたい時期が必ずあるのだ。
営業もアーリーから急拡大の時期まではとにかく尖がった人間を中心に売りまくらないといけない。バランスなんて言っている暇はない。
しかし、ある程度販売実績ができて、営業メンバーの数が揃ってくると、それをまとめないといけない。
「組織化」「仕組み化」が必要になってくるわけだ。
そうすると、営業マネージメントとして必要な能力は、
・自分一人での新規開拓能力や顧客関係構築能力、提案能力、クロージング能力
等だけではなく、
・営業戦略策定能力、予算策定能力、実績分析能力、部下教育能力、部下管理能力
等も必要となる。
そこに必要なのは、単純な営業スキルだけではなく、
数値管理、
マーケティング、
部下管理等を
「バランスよく」行うという能力が必要になるわけだ。
上流のポジションになればなるほど「バランス」が求められるわけだ。
まとめとして、ベンチャー企業は、成長過程の中で、「バランスのとれた人間」を求める時期が必ずあるが、「バランス」という言葉を誤解しないでほしい。
知識や経験をただ薄く広く持てばいいということではない。
一つ一つの経験を深くじっくりきわめていくことで、スキル・経験の強みが一つずつ増えていく。
その結果、どの企業からも欲しがられる「バランスのとれた人間」になっていくということである。
日記を書きながら、自分に対して、振り返ることもできた。
一日でも早く、私自身が「バランスのとれた人間」になりたいのである。
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